WordPressでの会員制サイト作成方法解説

Wordpress

インターネットビジネスを実践していると
特定のユーザーにだけログインさせてコンテンツを提供する
会員制のサイトを作成する需要がでてきます。

ちょっとしたWEB上でのコミュニティ運営に利用することもできて、
またアフィリエイト商材を販売した際の特典提供などで利用したりすることができます。

会員制サイト作成

WordPressブログを利用して会員制サイトを作成することが可能です。

ワードプレスプラグインを有効活用したり、phpをカスタムして記述することにより、
WordPressでも指定ユーザーにだけコンテンツを提供することができます。

WordPressを利用した会員制サイトの作成方法を解説していきます。

会員制サイトの定義と利用方法

この記事で解説していく「会員制サイト」とは、
WEBサイトの記事コンテンツを全体公開するのではなく、
指定のユーザーだったり登録会員のみにコンテンツ記事を限定公開していく、
そのような仕組みを持ったWEBサイトを指します。

WordPressのユーザー管理ではユーザーごとに以下の権限を指定できます。

「管理者」「編集者」「投稿者」「寄稿者」「購読者」

上記の5つの権限グループが用意されており、
一般的な会員制サイトでは記事の閲覧権限のみがある「購読者」に
会員ユーザーを登録して利用する場合が多いです。

会員サイト管理人が何らかの形で会員ユーザーを集客し、
そこに対して管理人もしくは会員ユーザー本人がサイトにユーザー登録をして
会員制サイトに参加していく流れとなります。

会員となったユーザーは、会員制サイトにログインしたりパスワードを打ち込んで
会員のみが限定閲覧できるコンテンツ記事を見ることができるようになります。

ワードプレスプラグインでの会員制サイト作成

WordPressブログではプラグインを利用して簡単に会員サイトを作成できます。
会員制サイト作成に効果的なプラグインをそれぞれ紹介していきます。

WP-Members

プラグインWP-Membersはワードプレスで会員制サイトを作成する際の定番プラグインです。
会員サイト作成の為に必要な機能がかなり導入されており操作性も簡単です。

WP-Membersを使用すると、会員サイトにログインしないと記事が閲覧できなくなり、
投稿ページや固定ページの記事にアクセス制限を設定できます。

WEBサイト会員の新規登録、会員情報の表示機能などもあります。

プラグインのインストールは新規検索からでもできます。

参照:WP-Membersサイト

WP-Membersの主な機能
  • WEBサイト会員の新規登録、会員情報の表示
  • 記事ページへのアクセス制限(会員ログインすると閲覧できる)
  • ウィジェット機能を利用してログインフォームを表示
  • 登録フォームのカスタム設定
  • 新規登録ユーザーにメール通知機能
  • 新規ユーザーの接続IPアドレスの記録

Theme My Login

Theme My LoginもWordPressを会員制サイト的に利用できるプラグインです。

会員サイト用のログインページ、会員登録ページ、パスワード再送信ページを簡単に設置できます。
設定方法が若干難しくなっており、phpのカスタムスキルが必要な場合があります。

Theme My Loginの主な機能

基本的な機能はWP-Membersと同じような内容となります。

プラグインをインストールすると
ログインページ、会員登録ページ、パスワード再送信ページが自動生成されます。

その他会員制サイト作成に便利なワードプレスプラグイン

会員制サイト構築に利用していくと運営が便利になるプラグインをまとめていきます。
それぞれの機能を需要にあわせて取り入れていくと効果的に運用できます。

  • Members Only
  • サイトの閲覧をログインユーザー限定にするプラグイン

  • Gianism
  • 各種SNSのアカウントでサイトにログインできるようにするプラグイン

  • Never Let Me Go
  • 登録した会員が自ら会員の退会処理できるプラグイン
    これを利用するとサイト管理者が退会処理しなくても大丈夫になります。

  • Role Manager
  • WordPressユーザーの利用権限を編集できるプラグイン。
    比較的わかりやすく簡単にユーザー権限を管理できます。

  • User Role Editor
  • WordPressユーザーの利用権限を編集できるプラグインです。
    ユーザー区分け「管理者」「編集者」「投稿者」「寄稿者」「購読者」等の
    それぞれのできる内容を変更していけます。

会員制サイト作成方法の例

ワードプレスプラグインを利用して会員制サイトを構築できるのですが、
それでは実際の会員サイト作成例を解説していきたいと思います。

以下の要件で会員サイトを構築していきます。

  • 会員サイトトップページより会員登録できる
  • 会員登録すればサイト内部を閲覧できるようになる
  • 会員サイト内部のID・PASSは共通のものを使用
  • 会員はWordPress管理画面を閲覧操作できない

上記の内容の会員制サイトを構築していきます。

会員制サイト例を作成していく

利用するプラグインは「WP-Members」と「Members Only」「Role Manager」です。

  1. 「WP-Members」「Members Only」をインストール
  2. どちらもプラグインの新規検索からインストールできます。
    インストール後は有効化しておきます。

  3. WordPressユーザーを会員登録用で新規追加する
  4. ワードプレス管理画面「ユーザー」→「新規追加」から「購読者」として追加します。
    以下画面の赤枠部分などを設定していきます。
    新規ユーザー設定
    ユーザー名とパスワードは登録した会員が利用するものなので、
    覚えやすいけどセキュリティ高いものを選んでいきます。

    権限グループは「購読者」として追加していきます。

  5. プラグイン「Role Manager」インストールして設定
  6. Role Managerはプラグイン新規検索で見つからないので、
    Role Managerオフィシャルサイトよりダウンロードします。
    参照:Role Managerのオフィシャルサイト

    ダウンロードしたRole Managerのzipファイルをアップロードしてインストールします。
    アップロードしたら有効化していきます。

    有効化すると、ユーザー箇所に以下の細かい権限編集機能が追加されます。
    Rolemanager設定

    先ほど追加した会員用ユーザーの箇所に移動すると、設定欄に権限編集が追加されています。
    Role Manager設定1
    会員用ユーザーの「read」も含めた全ての権限を外します。
    これにより会員ユーザーは管理画面を閲覧、操作することができないようになります。

    設定したら「ユーザー更新」ボタンをクリックして保存します。

  7. ウィジェットでWP-Membersログインをサイドバー等に表示
  8. WordPressウィジェット設定箇所に「WP-MembersLogin」コンテンツが追加されています。
    これをサイドバーやサブコンテンツ部分等お好みの場所に追加します。

    ウィジェット編集
    上記ではサイドバーに追加してみました。

    ログイン画面
    上記のようにログイン画面がWordpressブログのサイドバーに表示されています。

    これでログインしないとトップページ以降の記事コンテンツを閲覧できなくなりました。

ここまでの作業で「ログインしないと記事コンテンツが閲覧できない会員サイト」を構築しました。

会員登録したユーザーに対して「会員用のユーザーIDとPASS」を伝えていくことにより、
サイトの記事コンテンツを閲覧してもらうことができます。

ログインフォーム見出し部分意外の表示をカスタムしたい場合には、
別途phpなどの記述変更が必要となります。

もっと簡単にWEBサイトを会員サイト化する方法

上記の方法でログインページ等をWEBサイトトップページに設置したりすると、
まさに会員サイトとして立派なビジュアルとなります。

しかし、もっと簡単にパスワード等入力でサイトを会員サイト化する方法もあります。

  • ワードプレスプラグインPassword Protectedを利用する
  • WordPressブログ全体にパスワードをかけるプラグインです。
    深く考えずに簡単にパスワードのみでサイトを管理できます。

  • レンタルサーバー側でアクセス制限することも可能
  • レンタルサーバー側の設定でサイトアクセスにID・PASSの入力が必要に設定できます。
    上記のPassword Protected記事の後半では
    エックスサーバーのアクセス制限方法を解説しています。

会員制サイトの利用と応用方法

このように作成した会員制サイトは
アフィリエイト情報商材の特典コミュニティ等で利用したり、
ちょっとした登録してもらったユーザーに対して
より深い情報コンテンツを提供する場合などに利用できます。

ワードプレスを利用した独自会員サイトをこのように構築するのも有効ですが、
同じような無料サービスも多々有りますので、そういったものを利用するのもよいです。

例えば以下の様なものがあります。

各種SNS内でのコミュニティ運営であれば、
そのSNSアカウントを所有していることが条件となります。

またこのような会員制サイト構築ノウハウやメルマガ配信までのシステムが
全てオールインワンになった商材「Cyfons-新世界スクールシステム」が発売されているので、
今後より情報発信ネットビジネスを含めて実践していく場合は利用するのも手です。

WordPressでの会員制サイト作成まとめ

会員制コミュニティは情報発信ネットビジネスを実践していくのであれば、
是非導入しておきたい仕組みです。

見込み客や購入者に対して、特別な価値を感じてもらう会員制コミュニティを運営していくと、
より成約率も高まりますし、コンテンツ提供におけるブランド力も高まります。

会員サイト運営はコンテンツ配信していくことが前提になりますので、
全体公開しているコンテンツ記事と差別化した内容を公開していくことにより、
その会員サイトの価値が高まっていきます。

効果的に利用していきましょう。

コメント

  1. ぴんざ より:

    興味深く読ませて頂きました。
    同様のプラグインが数種あるようですが一つ気なっているのがどのプラグインの紹介でも登録した会員情報の事が書かれていないように思いました。たとえばテキストで吐き出してエクセルに取り込めるなど囲い込んだ会員に対して個別の情報提供をしたい場合の方法が知りたいと思いました。